サーキュラーHRを運営する株式会社Warisでは、「Culture of Inclusion」というポリシーのもと、組織づくりの大きなテーマとしてダイバーシティに取り組んでいます。
社内の「多様性発信プロジェクト」チームでは、多様性について発信し、社会を変えるきっかをつくるための活動をしています。
今回は、プロジェクトチーム主催でランチセミナーを開催。「そもそもダイバーシティって何?」ということをあらためて考える機会となりました。この記事では、セミナーの様子をダイジェストでご紹介します。
「ダイバーシティ」って何?
ランチミーティング前半は、サーキュラーHRの稲葉編集長から「ダイバーシティって何だろう?」というテーマでお話しました。
「ダイバーシティ」を考える上で大切なポイント
1.見えない違いに目を向ける
「ダイバーシティには、『見えるダイバーシティ』と『見えないダイバーシティ』があります。外見だけではわからない違いにも目を向けることが、多様性を考える上で大切です」
「誰もが自分の中にさまざまな『ハッシュタグ』を持っているんですね。このハッシュタグを『見える化』して、お互いを知っていく。そして、多様な個人の能力を発揮し、活かしていくというのがダイバーシティの目指すところです」
2.見えない障壁を「見える化」する
「マジョリティ側の人を中心に作られた社会では、マイノリティの人にとって生きにくくなっているところに目を向ける必要があります。障害のとらえ方で言われる「社会モデル」と「個人モデル」の考え方が参考になるでしょう。
マイノリティを不利な状況にしている障壁がないかを確かめ、打ち崩していくことが多様性を実現することになります。すぐに障壁を取り除くことができなくとも、障壁を『見える化』して、自覚する取り組みも大事です」
3.見えない障壁を乗り越えるために「公平性」の視点を持つ
「ダイバーシティにおいては公平さ(Equity)』という視点も重要です」
<画像引用元:https://www.corner-inc.co.jp/media/c0117/>
「上の絵を見てください。一番左がReality、現状です。積み上げた段ボールの上に立っている人がマジョリティです。目の前に壁があり、マイノリティの人からは見えない景色があることがわかります。マジョリティの足もとに積まれた段ボールをすべての人へ「平等」に配分するのが真ん中のEquality、マジョリティもマイノリティも同じ景色が見えるよう「公平」に配分するのが右のEquityです。
目の前の壁を崩すことが本来の目的です。しかし、すぐに崩れないのであれば、クォーター制などの優遇措置で差別の不均衡を改善することが、ダイバーシティを推進する上で有効です」
ダイバーシティの推進は、新しい価値観との出会い
「ダイバーシティを推進するためには、違う価値観から影響を受ける、自分の価値観を変化させることが大切です。そのために、常に学び続けて新しい価値観と出会い、自分を刷新させて続けていくこと、社会の線引きや障壁を『見える化』して乗り越えていくことが必要になります。
すべての人が影響し合い、絡まり合って、100億通りの生き方が混ざった社会。これが、ダイバーシティが実現した社会といえるのではないでしょうか」
セミナーの後半では、参加者が感想を自由にシェアする時間も。
メンバーからは、以下のような声が寄せられました。
「理解しているつもりで知らなかったことに、あらためて気づかされた」
「社会や企業に変わってほしいと思う前に、目の前の相手や周りの人、そして自分自身も多様な考えを受け入れ、接することの積み重ねしかないと思っています」
「多様性って何だろう、どういうことだろうと、このセミナーに参加して、あらためて考えることができた」
「多様性とは可能性の広がりだと今日感じました」
「ダイバーシティとは、皆が心地よくすごせる状態になること、幸せになるための要素だと思いました」
組織のダイバーシティを推進することは、一人ひとりが能力を十分に発揮し、幸せに働くことへつながります。
ダイバーシティ推進に取り組みたいけれど、どんなことから始めればいいのかわからない、ダイバーシティを組織の成長につなげたいという経営者、人事担当の方、ぜひお気軽にご相談ください。
今回のセミナーを企画した「多様性発信プロジェクト」チームでは、今後もWarisメンバーから見たダイバーシティに関する発信を企業HPやブログ、Wantedlyなどで増やしていきます!お楽しみに!
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