新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐため、テレワーク・リモートワークの導入が急務となっている昨今。
リモートワークができるシステムは整えたけれど、コミュニケーションの機会が少なくなり、チームの一体感をどう保つか、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
「サーキュラーHR」を運営する株式会社Warisでは、創業以来約8年間、テレワーク・リモートワーク中心の働き方を続けてきました。
そんなWarisのリモート経営・人事制度のノウハウを、企業の経営者・人事担当者の方々にお伝えするオンライン勉強会(全4回)。
4月8日(水)に開催された第3回のテーマは「リモートワークだからこそ、ミッション・ビジョン・バリューの浸透が大事!ーMVV編」。リモートワークでもミッション・ビジョン・バリューを共有して成長し続ける方法を、Warisの例を基にお話ししました。
コミュニケーションが減るからこそ、目指したい姿を共有する
イベントでは、まずサーキュラーHRの稲葉編集長から、時間と場所に縛られないWarisメンバーの働き方や、経営スタイルについてご紹介。
「リモートワークでは効率的に業務を進めやすい一方、コミュニケーションが減少し、会社全体がどこに向かって動いているか、チームとして目指したい姿を見失いやすい。だからこそ、ミッション・ビジョン・バリューをメンバーがしっかりと認識する必要があります」と指摘しました。
続いて、共同代表の河が登壇。そもそもミッション・ビジョン・バリューが会社にとってどんな意味を持つのか、そして最近、ミッションに代わり使われるようになった「Purpose(パーパス)」という言葉について解説。昨年、Warisが新たなパーパス・ビジョン・バリュー(以下PVV)を掲げるに至ったプロセスを、ざっくばらんに詳しくご紹介しました。
「Live Your Life」を実現するための「Live My Life」
Waisでは、新たなPVVの策定にあたり、外部の専門家(Warisご登録者)の力を借りてメンバーにヒアリングを行いました。そして、「なぜこの会社が存在しているのか」「この会社で自分は何のために働いているのか」を丁寧に洗い出していったといいます。その結果、従来はコーポレートメッセージとして掲げていた「Live Your Life」という言葉が、企業文化として深く根づいていることを再認識。
新たなPurpose(パーパス)として定めたこの言葉をメンバー全員に浸透させるため、Warisでは、まずメンバー自身が「Live My Life」、自分の人生をどう生きるかを掘り下げ、その内容を共有しサポートし合える関係性を築こうと考えました。車座ミーティングや、全社員が一堂に会する合宿「Live My Life Session」を通じてPVVの浸透を図ったといいます。
「パーパスやビジョン、バリューには、会社の存在意義やありたい姿を言語化するだけでなく、組織の連帯や文化を感じづらくなったときに、メンバーを結びつける役割も期待できます」と共同代表の河。「これからは、個人がどう生きていきたいか、哲学していく時代になると思います。そして会社は、今ここにいる個人がみんなで作っていくもの。一人ひとりの想いの中に答えがあるのではないでしょうか」という言葉に、参加者の皆さんも真剣に耳を傾けていました。
参加者の皆さんからも、「My Life」をシェアすることの重要性や、リモートワークで業務以外の会話を生み出す方法などについてご質問をいただき、前回に続いて活発なトークセッションとなりました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
第4回勉強会は4月14日(火)15:30~「持たない経営でオフィスコスト削減!-戦略的オフィスのダウンサイジング」と題し、オンライン(ZOOM)にて開催予定です。
リモートワークが経営面にもたらすメリットにご関心をお持ちの経営者、人事担当者の皆さま、奮ってご参加ください!
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